【沖縄文化】旧盆ってなに?お盆との違いや沖縄での過ごし方を紹介 - BeBetterLife.info

【沖縄文化】旧盆ってなに?お盆との違いや沖縄での過ごし方を紹介
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はじめに

今回は、沖縄でとても大切にされている伝統行事「旧盆(きゅうぼん)」についてご紹介します。

私も毎年旧盆が近づくと親戚に会える嬉しさや、エイサーを見れる季節だなぁとワクワクします!

この記事では、本州で一般的な「お盆」とどう違うの?沖縄の「旧盆」ってどんなことをするの?といった疑問にお答えしていきます。

旧盆とは?

旧盆とは、旧暦の7月13日〜7月15の3日間に行われるご先祖さまを供養する行事のことです

沖縄の旧盆は、中国から伝わった仏教行事の盂蘭盆会(うらぼんえ)と琉球王国時代の祖先崇拝の文化が融合して生まれたものだと言われています。中国文化の影響で、沖縄の行事は今も旧暦で行われます。

本州では8月13日〜16日に行うことが多いお盆ですが、沖縄では旧暦に合わせて日程が変わるので、毎年日付が異なります。

沖縄の旧盆の特徴

👨‍👩‍👧‍👦家族・親戚が大集合

旧盆は沖縄にとって「お正月より大事」と言われるほどの一大イベント。県外からも家族が帰省し、仏壇のある実家に集まります。

🍱ごちそうを準備

三枚肉や昆布の煮物、ジューシー、天ぷらなど、沖縄ならではの料理をたっぷり準備します。

💴ウチカビを燃やす

ウチカビとは「あの世のお金」。ウークイの際に火で燃やして、ご先祖に届けるとされています。

💃エイサーでにぎわう

地域によっては青年会によるエイサーが町を練り歩き(道ジュネー)、旧盆の雰囲気を盛り上げます。

旧盆のスケジュールと呼び方(3日間)

沖縄の旧盆は、3日間にわたって行われ、それぞれの日には名前があります。

日程呼び方内容
初日(旧暦7月13日)ウンケー(お迎え)ご先祖様をお迎えする日。仏壇にお供えをし、家族が集まる。
中日(旧暦7月14日)ナカビ(中日)・ナカヌヒー親戚や友人が訪ね合い、ご先祖様と共に過ごす日。
最終日(旧暦7月15日)ウークイ(お送り)ご先祖様をあの世へお見送りする日。ごちそうやウチカビ(あの世のお金)を燃やす。

お盆と旧盆の違いは?

一般的な本土のお盆と沖縄の旧盆の違いは以下の通りです:

お盆(本州など)旧盆(沖縄など)
日程毎年8月13日〜8月16日旧暦7月13日〜15日(毎年変動)
呼び名お盆旧盆・ソーロン
行事内容精霊迎え・送り火などウンケー・ナカビ・ウークイ、エイサーなど
特徴都市部では簡略化傾向親戚全員が集まり盛大に行う文化が根強い

まとめ

先祖崇拝の信仰が未だ根強く残る沖縄の旧盆は、ご先祖さまと向き合う大切な時間です。

そして、伝統的な文化を大事にしながら、家族や親戚の絆も深める機会となっています。

沖縄に住んでいる方、また沖縄にルーツを持つ方は、旧盆をきっかけにご先祖さまへ感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?

参考

沖縄のお盆の歴史しきたりや習慣について』- 沖縄県の終活案内所【公式サイト】

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c h u r a フリーランスライター

沖縄生まれ・沖縄中部育ち、ちょっぴりアメリカナイズされた沖縄在住の4児ママです!沖縄ならではの”ちゃんぷる〜文化”と私自身のリアルな経験を交えながら、暮らしをよりbetterにする情報やライフハックを沖縄からゆる〜くお届けします!

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