- 2025-06-04

※この記事は【私たちのお家づくり日記】シリーズの第6回です。
【私たちのお家づくり日記】シリーズでは、沖縄での家づくりの体験談をゼロから振り返り、これから沖縄でお家を建てたい方や、私たちのようにマイホーム建設に関して何の知識もなく不安がある方にとって参考になればと思い、わかりやすくまとめています。

▶︎前回の記事:【私たちのお家づくり日記 #05】無料相談会から仮契約までの流れ
仮契約後、さっそく設計・間取りの細かいところの打ち合わせが始まりました。今回は私たちがこだわったポイントをいくつかご紹介します!
設計・間取りの重要性
私たちが、某ハウスメーカーに決めた理由として、「自由に設計できる」ことも重要なポイントだったとお伝えしました。(詳しくは『【私たちのお家づくり日記 #04】情報収集・ハウスメーカー選び』へ!)
どんなに見た目が素敵なお家でも、設計や間取りが悪いと暮らしにくい家になってしまいます。私の目標は、”家族みんな(もちろん私も含め)が心からくつろげる、世界一居心地の良い場所を造る”ことです。お家に帰ってきて、「やっぱりお家が一番落ち着くね〜」と感じてもらうお家を造りたいとずっと思っていました。自分たちにとって居心地の良い空間をつくることができれば、生活の質が上がりポジティブ思考になり全てうまくいくようになります。そして、親である私たちも子どもたちも穏やかになり怒る必要がなく、家族の仲も深まると思ったからです。(4人の子どもとアパート暮らしは毎日カオスでした笑)設計や間取りは、毎日の快適さ、住み心地、そして家族の関係性に直結する重要な要素だと言えます。
私たちのお家づくりで大切にしたポイント
①生活動線のスムーズさ
特にこだわったのが「足洗い場」の設置です。保育園では裸足で過ごすことが多く、足にバイ菌がついていると聞いたことから、以前のアパートでも帰宅後に足を洗う習慣がありました。マイホームでは玄関からお風呂場が遠いため、玄関横に足洗い場を設置。子どもも大人も帰宅後すぐ足を洗えるようにしました。
また、家事動線を意識して、キッチン・パントリー・洗濯機・干し場・ファミリークローゼットを一か所に集約。家事負担の軽減を目指しました。
②広いリビング
限られた32坪の平屋を最大限に活かすため、廊下をなくして広く見える工夫をしました。ハイルーフで天井を高くし、天井窓と4枚の大きな窓から光を取り入れ、開放感のあるリビングを目指しました。
③大きいキッチン
キッチンは一番こだわった場所。料理好きな私たち夫婦の夢は“広いキッチンでゆったり料理すること”。まず「大きなキッチンが欲しい」と伝え、設計もキッチン中心に進めてもらいました。
④子どもが部屋にこもらない環境づくり
子ども部屋は“寝るだけの場所”。リビングにスタディースペースを設け、思春期になっても自然と家族と関われる空間づくりを意識しました。
⑤収納スペース
アパート時代は収納不足で物が散乱していたため、リビングには物を置かずに済むよう、玄関横に倉庫、キッチン裏にパントリー、広めのファミリークローゼットを設計しました。
⑥洗濯干し場は絶対見えないところに
洗濯物がリビングから見えるのは避けたかった私たち。洗濯スペースはリビングの反対側にまとめ、常にスッキリした空間を保てるよう工夫しました。
⑦ライフステージの変化を見越した設計
子どもは将来巣立っていくため、子ども部屋は2つのみ。仕切り戸でワンルームから2部屋へと成長に応じて変えられるようにしました。ドアも間仕切り戸にして、将来的に開放できる設計です。
⑧エコハウス
環境への配慮から、ZEH住宅を採用。日中は電気を使わず自然光で過ごせるよう、大きな窓や天井窓も活用しています。太陽光発電・蓄電池は「かりーるーふ」サービスで設置しました。
ZEHとは、Net Zero Energy Houseの略で『ゼッチ』と呼び、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などでつくるエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
※ZEH住宅を新築で建設することで国から補助金がもらえます!
▶︎『【2024年最新版】ZEH住宅の補助金一覧|補助金額から対象になる基準・条件、申請期限等を簡単解説』-HOME4U 家づくりのとびら
沖縄電力グループが提供している、太陽光設備と蓄電池設備を無料で設置できるサービスです。設置費用やメンテナンスも無料。災害時にも電気を供給できるのどのメリットがあります。
▶︎『かりーるーふ』- 沖縄電力

※画像の間取り図はイメージです
間取り設計で諦めたことや後悔したこと
やりたかったけど諦めたこと
リビングをもう少し広くしたかった、自分専用の書籍スペースが欲しかったけど、33坪では叶いませんでした…。
後悔したこと
洗面所・脱衣所・洗濯スペースが一緒だった点に、終盤で気付きました。個別にしたかったのが少し心残りです。
設計を進める上でのアドバイス
①早めに意見を固めておく
お家の仮契約を終えると、驚くほどのスピードで打ち合わせが進んでいきます。仕事や日々の家事・育児に追われ、なかなか夫婦でゆっくり話し合う時間が取れないこともあるかと思いますが、なるべく時間を見つけてじっくり話し合い、早めに意見を固めておくことをおすすめします。(私たちは意見をまとめきれず、打ち合わせ期間が延びてしまいました…笑)
②絶対譲れないポイント明確に
お金があれば希望通りのお家をつくることは可能ですが、それは難しいと思います。絶対に譲れないポイントをつくることで優先順位が低いものは潔く諦めることができます。(諦めも時には肝心です!)
③無理かも…と思っても相談してみる
また、ハウスメーカーの担当者は、これまでに多くの家づくりに関わってきた経験があり、さまざまな事例を知っています。自分たちの希望が不可能かもしれないと思っても、まずは相談してみることで、思いがけない提案をしてもらえることがあります。
まとめ
家づくりは、ただの「建物づくり」ではなく、“暮らしをデザインすること”。私たちも、自分たちの暮らしに合った設計を目指して、たくさん話し合いながら希望を詰め込みました。お家を居心地の良い空間にすることができれば生活の質が上がるため、間取りはしっかり考えて設計することをお勧めします。
たくさん自分たちの希望を詰め込みましたが、、、さて、私たちは理想のマイホームを手に入れることができるのでしょうか?気になる方は次回の記事もお楽しみに!!
▶︎次回【私たちのお家づくり日記 #07】では、住宅設備器機メーカーの選び方と我が家のこだわりポイントについてお話しします : )
参考
『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』- 経済産業省資源エネルギー庁
▶︎【私たちのお家づくり日記】他の記事はこちら
Who wrote this article

c h u r a フリーランスライター
沖縄生まれ・沖縄中部育ち、ちょっぴりアメリカナイズされた沖縄在住の4児ママです!沖縄ならではの”ちゃんぷる〜文化”と私自身のリアルな経験を交えながら、暮らしをよりbetterにする情報やライフハックをゆる〜くお届けします!拠点はもちろん、ココ沖縄から : )