【簡単&栄養たっぷり】沖縄にんじんしりしりの作り方とその魅力 - BeBetterLife.info

【簡単&栄養たっぷり】沖縄にんじんしりしりの作り方とその魅力
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はじめに

沖縄料理で馴染みのある「にんじんしりしり」。(ちなみにウチナーンチュは語尾を伸ばして「にんじんしりしり〜」と言います。笑)もう一品おかずが欲しいときに人参が一本あればすぐに副菜が作れてしまいます。我が家では、朝ごはんや夕飯の副菜、そしてお弁当の具としても大活躍です!この記事では、ウチナーンチュの4児ママがにんじんしりしり〜の作り方や、その魅力についてご紹介していきます。: )

にんじんしりしり〜とは?

にんじんしりしりは、沖縄県の代表的な郷土料理の一つです。スライサーで細くおろしたにんじんと卵を炒めて調味料で味付けした料理で、沖縄の家庭では手軽に作られており、学校の給食やお弁当などにもよく入っています。「しりしり」という言葉は「千切り」という意味の沖縄の方言で、スライサーを使うときの「すりすり」という音から名前がついたという説も。

沖縄では専用の「しりしり器」を用いることが一般的で、沖縄の家庭では一家に一台レベルで普及しているとも言われています。一般的なスライサーとの違いは刃がやや甘めになっていることで、出来上がりの切り口がギザギザになり油や調味料が馴染みやすくなり、にんじん本来の甘さを引き出してくれます。


最近では、他県にも家庭料理として広まっており、芸能人もSNSやTVなどのメディアでにんじんしりしりを紹介しているのをよく見かけます。

にんじんしりしりの基本レシピ

材料はとってもシンプル!お家にあるものでできちゃうのもにんじんしりしりの良いところです: )

材料

  • 人参・・・・・・・・・・・・・・1〜2本
  • 溶き卵・・・・・・・・・・・・・1個分
  • 塩・・・・・・・・・・・・・・・適量
  • 胡椒・・・・・・・・・・・・・・適量

作り方の手順

1 – フライパンを中火にかけ、油をひく。

2 – 「しりしり」したにんじんを入れ、柔らかくなるまで炒める。

3 – 溶き卵を入れ、スクランブルエッグを作る要領で焦げないように混ぜながら卵がにんじんと馴染むまで混ぜる。

4 – 塩・胡椒で味を整えたら出来上がり。

アレンジレシピ4選

ツナ入りにんじんしりしり

基本のにんじんしりしりにツナを追加すると、ツナの風味も加わり、さらに沖縄らしく仕上がります。(沖縄料理にツナは欠かせません!別名:シーチキン、トゥーナー)ツナを入れる場合は、オイル漬けされているものを選び、油をひかずにそのままツナを入れて炒め、それからにんじん→卵の順に炒めることがポイントです。

卵なしヘルシーにんじんしりしり

にんじんだけを炒めても、甘くおいしく仕上がります。お好みで最後に白胡麻や黒胡麻をかけても美味しいです。

ごま油香るアジアン風にんじんしりしり

油をごま油に変えると、また一味違った美味しさに!こちらも白胡麻や、ネギをトッピングしても美味しく仕上がります。

甘煮風にんじんしりしり

最初にひき肉を炒めて、その後ににんじんを加え柔らかくなるまで炒めます。味付けで醤油とみりんを加えると甘煮風のにんじんしりしりの完成です!にんじんの甘みが強いので砂糖を加える必要なし。

にんじんしりしりの栄養と健康効果

にんじんしりしりは、魅力的な栄養素がたくさん詰まっています。とくに、にんじんに含まれるβカロテンにはさまざまな効果があります。ここからは、にんじんしりしりを食べることで期待できる効果をご紹介!

皮膚を強くする

にんじんに含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変化することで皮膚を強くする効果が期待できます。

β-カロテンは、体内でその半分ほどがビタミンAに変化します。ビタミンAはたんぱく質の合成に欠かせない物質で、胃腸や気管支などの粘膜を正常に保ったり、皮膚の状態を整えたりする働きがあります。

また、β-カロテンは脂溶性で油に溶けやすい性質があるため、油を使って調理することで吸収率がよくなると言われています。油で炒めるにんじんしりしりは、β-カロテンを効率的に摂取できるレシピです。

目の健康を守る

β-カロテンが変化したあとのビタミンAは、目の健康にも重要な役割を果たしています。

ビタミンAは、眼球の表面に粘膜の層をつくり、涙をつなぎ止めることで、目が乾燥することを防ぐほか、さらにビタミンAには、ロドプシンという光を感受する物質をつくる働きもあり、暗いところでの視力を保つ機能に関わっています。

ビタミンAが不足することで、暗い場所でものが見えない夜盲症と呼ばれる目の病気になる可能性がある点がリスクとしてあげられるでしょう。

腸内環境を整える

にんじんに含まれる食物繊維には、腸内環境を整える効果が期待できます。

食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられますが、にんじんにはどちらも含まれています。とくに水溶性食物繊維は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしたり、便を柔らかくしたりする働きがあります。

水溶性食物繊維のこれらの働きにより便通が促され、便秘の改善などの効果が期待できるでしょう。

生活習慣病を予防する

にんじんしりしりに使用するごま油は、生活習慣病を予防する効果が期待できます。

ごま油には抗酸化物質が含まれており、作用としては老化や生活習慣病の原因となる余分な活性酸素を取り除くことです。

適量の活性酸素は、感染から体を守る重要な役割を果たしていますが、過剰になると細胞がダメージを受け、さまざまな病気の引き金になってしまいます。

抗酸化物質を摂取することで、過剰な活性酸素から細胞を守ることができ、老化や生活習慣病の予防につながります。

引用:https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=112552

まとめ

いかがでしたか?この記事を最後まで読んだあなたは、もうすでににんじんしりしりを作りたくなっているはず!にんじんしりしりは美味しいだけでなく、栄養価も高い魅力的な一品です。今日の夕飯や明日の朝ごはん、家族のお弁当に作ってみてはいかがでしょうか。

参考

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AB%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%93%E3%81%97%E3%82%8A%E3%81%97%E3%82%8A

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_13_okinawa.html

Who wrote this article

c h u r a

c h u r a フリーランスライター

沖縄生まれ・沖縄中部育ち、ちょっぴりアメリカナイズされた沖縄在住の4児ママが、沖縄特有のちゃんぷる〜文化や自身の経験を交えながら生活をよりbetterにする情報やライフハックをランダムにゆる〜く沖縄からお届けしていきます!: )

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